山田学区社会福祉協議会

山田学区の福祉指標 - 人口の推移 ほか

はじめに

人口推移  右の図は令和元年度の高齢社会白書から引用したものである。我が国の総人口は、平成20年をピークに、長期の人口減少過程に入っており、令和11年に人口1 億2,000万人を下回った後も減少を続け、令和35年には1 億人を割って9,924 万人となり、 令和47年には8,808万人になると推計されている。
 高齢者人口は、「団塊の世代」が65 歳以上となった平成27年に3,387万人、同じく75歳以上となる令和7(2025)年には3,677万人に達すると見込まれている。
 その後も高齢者人口は増加傾向が続き令和24(2042)年に3,935万人でピークを迎え、その後は減少に転じると推計されている。
草津市人口推移  総人口が減少する中で65歳以上の者が増加することにより高齢化率は上昇を続け、令和 18(2036)年に33.3%で3人に1人となり、令和47(2065)年には38.4%に達して、国民の約2.6 人に1人が高齢者となる社会が到来すると推計さ れている。

右の図は草津市の人口推移を表しています。この図は草津市の統計書、市企画調整課の人口データー、安心いきいきプラン7期から調整したものです。
 草津市の人口は、国全体が減少に転じた後も増加し、令和7(2025)年には14.3万人でピークになり2040年には13.7万人、2060年には12.1万人とゆるやかに減少していくと推定されたいます。 (草津市人口ビジョン 草津未来研究所・企画調整課H28年)

山田学区の人口推移

人口推移  では、山田学区の人口推移を見て見ましょう。この図は、市企画調整課の人口データと山田まちづくり協議会の将来人口推計から調整したものです
 山田学区の人口は平成20年頃から、減少し始めて、平成27年には8000人を下回りました。この間、毎年約80人程度ずつ減少したことになります。平成27年以降令和2年まで、減少数は小さくなりましたが平均24人/年となっています。
 また高齢化率も高く市内で1位~2位となっています。高齢化率は平成20年に全国平均を超えてからは、少しずつその差を広げています。また草津市の高齢化率とはほぼ平行しているものの、 最近は差を拡大してきているようです。これに反し、年少人口率は年々減少しています。
 山田学区の将来人口は、令和12(2025)年には6479人、令和22(2040)年には5558人まで減少すると予測しています。これは、現状の人口が30%程度の減少となります。

山田学区の人口ピラミッド

人口ピラミッド  左は山田学区の人口ピラミッドですが、下の小さな草津市の場合と比べて見てください。
 草津市の人口ピラミッドは、いわゆる団塊の世代と団塊の世代ジュニアの2つの山がありますが、山田学区では団塊のジュニアの山がほとんど目立ちません。 草津市の人口ピラミッド

学区別 高齢化率・高齢者所帯の割合

高齢化率と高齢者世帯  高齢化率と高齢者だけの世帯の全世帯に対する率とを学区別に見たものが右図です。
 これを見てみますと、高齢化率と高齢者だけの世帯率は相関するのではなく、山田や常盤のように、高齢者の世帯率が小さいところがあります。 このことは、多くの高齢者が子供や孫と一緒に、三世帯で生活しているものと思われます。
 ところが、この一人暮らし高齢者世帯と高齢者世帯を併せた率が、平成26年まではほぼ13%程度と一定てでしたが、その後少しづつ上がって参りまして この図のように令和4年度では18%となっています。